ビジネス名言集：「強いものは強い」。運に頼らない事、不運のせいにしないこと。オリンピックアスリートが説く強さの秘訣とは？

名言バックナンバーVol.007

今週の名言

暑さ寒さ。風にしても、だれにも吹くものだ。
強い者は強い。だから、運も不運もない。　　

アベベと言えば、１９６０年のローマオリンピック、そして、１９６４年の東京オリンピックにおいて、
男子マラソンで連覇を成し遂げた、歴史に残る名ランナー。オリンピック初出場となったローマでは、
大会を目前にして愛用のシューズが故障。足の大きさから適当なサイズが見つからず、裸足で出場した事
はあまりにも有名なお話です。

「勝負は時の運」などと言いますが、アベベはこれを真っ向否定。一見、強者の理論の様にも聞こえますが、
アベベの発言が意味するところは、「あくまで自分」ということなのだと思います。

物事の中心に「誰か」や 「何か」を置くのではなく、「自分」を置くこと。その上で事に向かえば正当な結果が得られる
ということなのだと解釈できます。

夏の暑さも、冬の寒さも、そして靴の故障さえも取るに足らないことだと言えるアベベの強さ。見習いたいものです。