キャリアカウンセラーが転職のコツとポイントを紹介。現職と転職、生涯年収でどちらが上？大切なお金の話。冷静に考えてみましょう。

転職の様々な要因の一つとして「収入」があります。収入は自らの仕事の結果です。
「お金」の話になると、とかく二の足を踏んでしまいそうですが、良い仕事をして良いお給料をもらうのは当然のこと。
誰しも条件がいい仕事に就きたいという思いがあると思いますが、その中で重要な位置を占めているのは「収入」、
つまりお金に関する部分ではないでしょうか？

それでは、単純に「お給料が高いところ」を転職先として選ぶのが正解なのでしょうか？
答えはNO。前項の「生涯年収を考える」の項でも触れましたが、収入はあくまで、生涯ベースで考えるべきです。
つまり、給料がいくら、という考えではなく、定年までいていくらになるか？という考え方を持つことが大切です。

例えば、現在の収入に不満がある方の場合、5年後、10年後の収入を考えてみることが重要。新卒採用等でも、
大企業ほど初任給は少なく、生涯年収が多い、つまり伸び白が多い会社が多いものです。
その反対もしかり。初任給が信じられない位高いのですが、厳しい能力給制度が敷かれている会社であれば、
伸び白が少ない場合だって十分考えられるわけです。

「仕事にやりがいが感じられない」、「もっと他の事をしてみたい」と転職を考えている方も是非、現在の会社での
伸び白をチェックしてみて下さい。

お金が全てではありません。しかし重要な要素ではあります。
「やりがいがありそうで、伸び白が少ない会社」と「やりがいはないが伸び白が多い会社」。
例えばあなたが、家族がいて、住宅ローンを支払う身である場合には、どちらがいい、悪いではなく、金銭的な
現実問題だってあるはずです。

今のままの方が儲かるか？転職した方が儲かるか？

働いて収入を得るという労働の基本スタンスに立ち戻って考えてみることも、転職活動においては重要な事なのです。